この書籍は、先ず斎藤孝さんの解説文章から始まる。
斎藤さんは、その解説文の中で以下のようなことを述べている。
・「自分の世界に沈潜(ちんせん)せよ」
・コミュニケーションが重視される社会だが、豊かに生きるに「まとまった時間が必要」
例として、画家がコミュニケーションばかり重視していたら絵なんてかけるか❔
企業に利益をもたらすのはアイデア。一人で深く潜ることの出来る人の方が世の中を変える
印象。
・社会に出たらつるむより「単独者」として自立して生きろ
企業については、コミュニケーションも重要なきもするが、残りは概ね同意。
私が本編でなるほどーと思った箇所は
・ひきこもりも不登校も病的な状態ではない。
・学校の「偽の厳粛さや空気感」が不登校へとつながる
・学校の勉強が全てじゃない
・きらめく才能より、持続することが大事。一日5分でも10分でもいいから、10年間
続ければ職業に繋がる。
・頭のいい人と競り合わなくていい
・ひきこもっていることがマイナスにならない職業もある。
こんな感じ。
例えば、私が学生時代に「将来はバスケット選手で食べていきたい」と言えば、
進路の先生は「日本じゃ無理だ」と言った。「ゲーマーとして生きていきたい」なんて言えば
「は❓」って感じだろう。
しかし時代はどうか❓勿論才能は必要だが、きちんと職業として成り立つ。
むしろ、学校の勉強は現代の就職に役立っているのか❓
他人に時間を奪われず、一人の時間を持つ。
これを寂しく思うか、貴重と感じるか、それは人それぞれ。