散歩する地蔵

人生傍観者でいたい。

佐々木麟太郎さんの決断から思い出したこと(マネー・ボール)

 野球界のホープと言われる佐々木麟太郎さん。彼はこの度スタンフォード大学に進学を決めたもよう。この決断に対して、「プロスポーツ選手になる気があるのか❓」「学業についていけるのか❓」等の大きなお世話的意見がSNS等で発生している。

 佐々木麟太郎さん自身が考え抜いて決断したわけだし、個人的には、その決断に基づいて

彼には頑張ってほしいと思う。

 ところで「スタンフォード大学」「野球」という言葉から、私はビリー・ビーンのことを連想した。

 ブラッド・ピット主演の映画、「マネー・ボール」のモデルとなった人物で、MLBの野球チームのスカウトやらGMを務めた人物。

 この方、高校生の頃はスカウトが注目する野球選手だったようで、実際MLBからスカウトされた。同時期にスタンフォード大学からもスカウトが来ていたよう。

 そう、佐々木さんと同じスタンフォード。しかし、彼はMLBを選択した。映画を見れば

わかるが、彼はプロになることで得られる「契約金」といったお金に重きを置いてその進路の決断を下した。

 将来を嘱望された選手だったが、期待された活躍は出来ず10年位で引退した。その後、彼は現在の地位を築いたが、現役を引退した頃は色々後悔もしたようだ。

 現役選手を引退し、次の仕事を探すにも、彼は高卒。「スタンフォード大学を卒業していれば・・・」きっとそう思うこともあったと推測している。

 話を佐々木麟太郎さんに戻すと、彼は大学への進学を選択した。TV等で彼の会見をみると、今後2〜3年の間にMLB入りを目指しているそう。すると大学を卒業しないかもしれないし、そもそも卒業出来ないかもしれない。

 しかし、人生は野球だけではないと思うし、大学野球を経験することにも価値はあると思う。佐々木さんの「判断」がどう今後彼の人生にどう影響するのか、注目しています。

 個人的にはこの判断は「正しかった」という方にbetしている。

 

 「マネー・ボール」はビリー・ビーンの独自の野球の考え方や彼の哲学等が学べておすすめ。映画と本があるが、映画の方がおすすめ。